高速道路での工事規制で割り込まれてもイライラしない
- 実験では合流するタイミングを遅くした方が、時間当たりの最大交通量が最大15%ほど増加するそうです。
- 逆に車線変更が遅いと交通事故のリスクが多くなります。*1
- 工事規制で事故が起きるのはいわゆるカマ掘り事故が大半で、分析すると割り込まれる側が嫌がらせも多いそうです。
*1:時間当たりの最大交通量が減るので通行量が多い路線では標識を出さない事例があるそうです
なぜ愛知県は死亡事故ワースト1なのか
愛知県の死亡事故件数がなぜ多いのかという話をします。
愛知県は12年連続で交通死亡事故ワースト1となっています
死亡事故件数が多い理由をネットで調べると「名古屋ばしり」のせいという意見があります、本当なのかと公開されている統計データをもとに単回帰分析という手法で調べてみました
人口や道路総延長といった項目の中で相関が一番高いのは車両台数の0.94でした。0.95以上になると正確なモデルだと言われているので車両台数は死亡事故には強い関連性があるとみてよいでしょう
愛知県の車両台数は505万台で日本一、最下位の島根の10倍あるので、車両台数当たりの件数で比較する必要があります。愛知県の10万台当たり死亡事故は4件で、1位の福井県の半分。順位にすると42番目で特に多いとは言えません。
この結果死亡事故が多いのは「名古屋ばしり」が原因ではなく車両台数が多いからと言えます。
また愛知県警も死亡事故ワースト1という不名誉なアピールをする必要は無いように思えますが、愛知県警は死亡事故ワースト1の返上キャンペーンを掲げてから10年で死亡事故の件数を半分まで減らしていることからキャッチコピーとしてみると効果的なようです
妖怪ウォッチで学ぶプレゼン手法
今日は妖怪ウォッチで学ぶプレゼン手法という話をします。
妖怪ウォッチはポケモンを超えるといわれる大人気のアニメです。8月に2代目の妖怪ウォッチが発売されたのが即売り切れになり、転売されていることが社会問題なりニュースでも取り上げられていましたので、ご存知の方も多いと思います
いまどきのアニメはタイアップに力を入れており、アニメで紹介されたグッズは放送後にはすでにおもちゃ屋で売られていますし、クリスマス直前に新アイテムが大量に投入と子供のハートと大人の財布を狙い撃ちにしています
妖怪ウオッチのアニメでも2代目の妖怪ウォッチの紹介をまるまる1話をかけて紹介しており、アニメ上でなるほどと思った説明を3点紹介します
- 2代目妖怪ウォッチは過去に仕えた妖怪メダルが使えないから、すべて新しく買い直す必要がある
- 初期ロットは不良品がある、プレミアがあるのでむしろ不良品が出た人はラッキー
- 人気キャラクターのじばにゃんメダルが3種類あるが設定上問題ないしようである
2代目妖怪ウォッチは下位互換性がなく、新しい妖怪メダルを買わないと遊べないという ネガティブな情報に対して子供が納得できるストーリー付与しています。そのうえで、真のファンは並んで買うべきという動機までつけて、子供が親に商品を説 明する際の想定問答集をアニメの中で教えているのです。
これは「自分を一段上の立場に身を置いて物事をとらえてみる。」の似た話なのかと思います。プレゼンでもアニメのような子 供から親への導線を意識することで、参加者に役に立つだけではなく行動するときに必要な情報を含メルコとができます。そうなればより役に立つプレゼンとな るのではないかと、子供と妖怪ウォッチを見て思いました。