3分スピーチログ

仕事で毎月3分スピーチをするのでそのネタをメモ代わりに保存します

高速道路での工事規制で割り込まれてもイライラしない

交通工学から見た車の割り込み運転のメリットとデメリットの話をします
 
みなさんは高速道路で走行中の車線が工事規制で自分の走っている車線が通行できなくなることに気づいたらどうしますか?
 
多くの人は、車線が規制されると気付いた時点の早い段階で車線変更をするそうです。
私も早めに合流するタイプです
ぎりぎりに車線変更する人もいるので、割り込む人をみると「いらいら」することもありましたが、「となりの車線はなぜすいすい進むか」という本を読んでから割り込まれても気にしないようしました。
 
その本の内容で面白かった点を3つの紹介します
 
  1. 実験では合流するタイミングを遅くした方が、時間当たりの最大交通量が最大15%ほど増加するそうです。
  2. 逆に車線変更が遅いと交通事故のリスクが多くなります。*1
  3. 工事規制で事故が起きるのはいわゆるカマ掘り事故が大半で、分析すると割り込まれる側が嫌がらせも多いそうです。
 
 
この問題で道路工学の専門家たちはぎりぎり遅くに合流しても事故がおきにくくなる方法を考えています
私の考えですが、いまの全体と個人の最適化と個人のモラルという三つの要素が混ざった話のため既存の交通ルールの中では遅くの合流は受け入れにくそうな気がしますが、交通量の最大化ではなく、交通を停止させないようイライラしての事故しないように注意したいです
 
 
 

*1:時間当たりの最大交通量が減るので通行量が多い路線では標識を出さない事例があるそうです